着物のお手入れ豆知識

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陰干し
カビ・虫食いの原因となる湿気。陰干しは、これらを予防する為に一番重要な事です。着物を着用後と1年に2〜3回、陰干しをするだけでずいぶん防ぐ事が出来ると思います。干し方は、日の当たらない風通しの良い所で半日ぐらい干して汗や湿気を完全に乾かして下さい。但し、直射日光が着物に当たるとその部分だけ日焼け(地色の変色)の原因となりますので十分注意して下さい。

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シミが付いた時の応急処置
ご家庭でも軽い油脂系の汚れ(化粧品のファンデーションなど)は、ベンジンで落とす事は可能です。しかし、やり方によってはかえって輪ジミなど他の問題を起こす要因となる事もありますので十分に注意が必要です。
基本的には、何もしないで専門家に任せる事をおすすめします。その時に、何の汚れなのかを判っている範囲で伝えていただければ対処がしやすいです。シミは時間がたてば落ちにくくなる為、出来るだけ早く対処していただいたほうが良いでしょう。
シミが付いたからといってあわてて水を使って濡らして擦ったりすると、余計にシミが広がったり、生地がスレ(白く毛羽立つ)たり、部分縮みの原因になりますので、決してしない様にして下さい。

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カビが付いたら…
久しぶりに着物をタンスから出してみたら着物に黄色〜茶色の斑点が出ていたといった場合があると思います。それはカビが原因です。
この場合は専門家に任せて下さい。比較的軽い場合は、京洗い(着物専門のクリーニング)でも落ちる場合もありますが、強く出ている部分は染色補正の出来る所で部分洗いをしてもらいます。着物の表地にカビが付いている場合、裏地はもっと出ている場合があるので確認して下さい。
もし、どうしても落ちない場合は柄を足す(金加工や刺繍)などの方法もありますので専門家に相談されると良いでしょう。

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収納の仕方
収納には桐のタンスが適しているといわれています。しかし、収納したままでは決して良いとはいえませんので、年に2〜3度は陰干しされた方が良いでしょう。
他の注意点としては、防虫剤の使用方法があります。この場合、複数の種類を同時に使用したり、必要以上にたくさん使用するとかえってトラブルの原因になりますので十分注意して下さい。また、防虫剤は直接着物に触れることがないように注意が必要です。最近では、ウコン染・柿渋染(これらは、抗菌作用があるとされています。)などの綿の着物を含む布も市販されていますので、そういう物を使用するのも良いでしょう。

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着物ハンガー
着物は巾一尺(約38センチ)の反物から出来ています。したがって、仕立ては全て直線で縫われます。その為、着物をかけるのに専用のハンガーを使用することをおすすめします。着物専用のハンガーは一本の棒状のもので着物の両身頃・両袖までを直線でかけることが出来ます。洋服用のハンガーに着物をかけるとずり落ちたり、型崩れしたりする事があります。
最近では、折りたたみが出来て非常に安価な着物専用ハンガーが市販されていますので旅行やご家庭での陰干し用に何本かご用意されていると便利です。

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たとう紙
たとう紙は、和紙で出来た着物・帯を包んでおくものです。日焼け・汚れ・湿気等から保護する意味でも一枚ずつ包んでおかれると良いと思います。また、タンスから引き出す時に爪などで着物の生地を傷つける事も予防出来ます。 たとう紙自体に、包んである着物の種類・柄名・地色など記入しておくと着物を探す時にいちいち中身を調べなくても取り出せる為、便利だと思います。

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折り目に和紙を・・・
着物をたたんでしまう際に、和紙を挟んでおく事によって生地同士がこすれて出来るスレ(生地が白く毛羽立つ)を予防する事が出来ます。また、めったに無い事ですが、タンスの中にぎゅうぎゅう詰にしたまま陰干しもせず放っておくと湿気が原因で金加工の糊が戻り接している生地のスタンプの様に移ってしまう事があります。大切な着物ですので、普段からちょっと手間をかける事でトラブルから回避する事が出来るでしょう。

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